CATEGORY : 健康・ダイエット
ホームページもきてね! おもしろ写真 と 若かりし頃 の おもしろ話
今から10年ほど前のこと。
仕事仲間で大きな身体をした体格の良い先輩との話である。
彼は私が尊敬する数少ない先輩の一人で元京都ナンバー1にもなった柔道家である。
いつも休憩時間にもなるとワイワイガヤガヤ、やかましいのなんのって、
当然、私がしゃべりで先輩が聞くほうであった。
先輩は、昼ごはんは食べず、ダイエットと称して大福餅やおはぎやらを買って食べている。
体格はごっつく、身長178cm体重115kgもあり、威圧感はもう凄い人である。
でも普段は、安田サーカスの大きい人に感じがそっくりなのであるが・・・
実際は、肩幅も広く男らしさがプンプンしていた。
一緒にご飯を食べているとき、「 先輩食うのんメッチャ早いでんな 」と言うと
「 あんさん噛んでたらなくなってしまうがな 」が口癖であった。
そしてついにその全容が明らかになったのである。
それは、小学生時代にさかのぼる。先輩が言うには、兄弟も多く、
ご飯になると凄まじいほどの取り合いになり、箸なんか使ってたらアカン、
もう必死のパッチやったらしく、時々、ご飯にありつけないときもあったとか。
「 あんたらそんな経験ないやろ、好き嫌い言うてる暇なんかなかったんやで 」
と当時は貧しかったと話してくれた。
それにしてもこの体格は、いつ作られたのか不思議である。
それを聞いて私もふと昔のことが頭をよぎった。
それは小学生の頃、学校から帰るなり「 おかん腹減った 」これが日課であった。
母は、いつもこう言った。「 そこにパンあるから浸けて食べとき 」
私はいつものように味も何もないパンをちぎって、砂糖を水で溶かしただけの砂糖水に浸けて食べていた。
あの頃は僕とこも貧乏やったんやなぁ。今思うと懐かしく貧しさが自慢のように思えてきたので思わず、
うれしくなり先輩に話そうと思った。
たぶん、先輩も苦しかった頃のことを話してくれたんやから、
この気持ち、家庭の事情をよく理解してくれるだろう。
きっとそうに違いない。ルンルン気分でうれしそうに話した。
すると先輩が同情しながらこう言った。
「 あんたほんまに貧乏やってんなぁ 」・・・しばし沈黙・・・
私はふと我に返り、「 いやそんなことないんですけどね ヘヘヘ 」
すると先輩が「 なんでーな砂糖水にパンつけて食べてたんやろ そら貧乏やったんやな 可愛そうに
わてらなんぼ貧乏や言うてもジュースかバターつけて食べてたでぇ ほんに可愛そうやったんやなぁ 」
「 いや、ちゃいまんがなぁ あのー 別にそれが好きやったから、自分で好きで食べてたんですわぁ 」
「 そうかいな ビックリしたがな ほんまか思たで 」
「 いやー誤解が解けただけでもうれしいですわー 」・・・なんでこうなんねん!!
ほんまの話やのに、人は自分が思っている以上に悪く言われるとそれを否定したくなるものである。
人の話、特に貧しい話は、聞く側に徹し、同調すべし、決してこちらは自慢してはならないの教えである。
今から10年ほど前のこと。
仕事仲間で大きな身体をした体格の良い先輩との話である。
彼は私が尊敬する数少ない先輩の一人で元京都ナンバー1にもなった柔道家である。
いつも休憩時間にもなるとワイワイガヤガヤ、やかましいのなんのって、
当然、私がしゃべりで先輩が聞くほうであった。
先輩は、昼ごはんは食べず、ダイエットと称して大福餅やおはぎやらを買って食べている。
体格はごっつく、身長178cm体重115kgもあり、威圧感はもう凄い人である。
でも普段は、安田サーカスの大きい人に感じがそっくりなのであるが・・・
実際は、肩幅も広く男らしさがプンプンしていた。
一緒にご飯を食べているとき、「 先輩食うのんメッチャ早いでんな 」と言うと
「 あんさん噛んでたらなくなってしまうがな 」が口癖であった。
そしてついにその全容が明らかになったのである。
それは、小学生時代にさかのぼる。先輩が言うには、兄弟も多く、
ご飯になると凄まじいほどの取り合いになり、箸なんか使ってたらアカン、
もう必死のパッチやったらしく、時々、ご飯にありつけないときもあったとか。
「 あんたらそんな経験ないやろ、好き嫌い言うてる暇なんかなかったんやで 」
と当時は貧しかったと話してくれた。
それにしてもこの体格は、いつ作られたのか不思議である。
それを聞いて私もふと昔のことが頭をよぎった。
それは小学生の頃、学校から帰るなり「 おかん腹減った 」これが日課であった。
母は、いつもこう言った。「 そこにパンあるから浸けて食べとき 」
私はいつものように味も何もないパンをちぎって、砂糖を水で溶かしただけの砂糖水に浸けて食べていた。
あの頃は僕とこも貧乏やったんやなぁ。今思うと懐かしく貧しさが自慢のように思えてきたので思わず、
うれしくなり先輩に話そうと思った。
たぶん、先輩も苦しかった頃のことを話してくれたんやから、
この気持ち、家庭の事情をよく理解してくれるだろう。
きっとそうに違いない。ルンルン気分でうれしそうに話した。
すると先輩が同情しながらこう言った。
「 あんたほんまに貧乏やってんなぁ 」・・・しばし沈黙・・・
私はふと我に返り、「 いやそんなことないんですけどね ヘヘヘ 」
すると先輩が「 なんでーな砂糖水にパンつけて食べてたんやろ そら貧乏やったんやな 可愛そうに
わてらなんぼ貧乏や言うてもジュースかバターつけて食べてたでぇ ほんに可愛そうやったんやなぁ 」
「 いや、ちゃいまんがなぁ あのー 別にそれが好きやったから、自分で好きで食べてたんですわぁ 」
「 そうかいな ビックリしたがな ほんまか思たで 」
「 いやー誤解が解けただけでもうれしいですわー 」・・・なんでこうなんねん!!
ほんまの話やのに、人は自分が思っている以上に悪く言われるとそれを否定したくなるものである。
人の話、特に貧しい話は、聞く側に徹し、同調すべし、決してこちらは自慢してはならないの教えである。
PR
この記事にコメントする